金井式あがり症克服法

大学のゼミ発表であがって大失敗!

大学時代にゼミで発表した時の話です。

 

当時ゼミ生は後輩から先輩まで20名ほどいて、週に一回順番に発表を担当しました。
私のテーマは少々難しくて資料も少なく準備がけっこう大変でした。

 

このあたりからもう「大丈夫かな、ちゃんと発表できるかな」という漠然とした不安がありました。
皆に配るプリントを用意し、発表の流れをおおまかにノートに書き途中で使う本やスライドなども
しっかり用意したつもりでした。

 

ゼミの発表会場は急遽いつもの教室ではなく、他の会議室を使うことになり
慣れない場所に不安がかきたてられました。

 

だんだん人が集まって席も埋まりだし、教授も来ました。
私は一人壇上にいて、スライドの用意をしたり机の上に資料を順に並べ皆にプリントも配りました。

 

座ってこちらを見ている同級生を眺めて「発表しない人は気楽で羨ましい」とか
「早く終わって欲しい」とかそんなことばかり考えてました。

 

準備はもうすっかり整っていました。
「では○○くん、始めようか」そう言われて顔をあげた瞬間、私は舞い上がってしまったのです。

 

私の前には皆の顔が、目が、全部私だけを見ているではありませんか!
この教室で喋るのは私だけ!みな私の一声を待っている!
そう思ったら頭の中が真っ白になりました。

 

緊張で声が出ません。指も震えます。悪夢です。
せっかく用意した資料もどれから読めば良いかわからなくなるし、
もう「流れ」なんて吹き飛んでいました。

 

皆が私の異常に気がつき始め、ザワザワし始めました。
こうなるともう私の緊張は最高潮に達し、からだが完全に固まってしまいました。

 

私の硬直に気がついた教授が世間話を始めました。
皆の注意がそちらにそれ、私は少しホッとしました。

 

教授が皆を冗談で笑わせ、会議室が和んだ空気になりました。
教授の冗談に私も思わず笑いました。それからです。いっきに緊張がほぐれました。

 

その様子を見て教授が私に問いかけし、私もそれに答える形で発表に入っていきました。
もちろんまだまだ緊張はしていましたが、教授は助言してくれたり友人たちも感想や意見を
ところどころ交えてくれて、なんとか最後まで発表を続けることができました。

 

この失敗で私は人の好意に本当に感謝すると共に、自分のあがり症対策を練る必要性を痛感しました。
一番に考えついたのは発表で話す言葉を「一言一句、シナリオを作るつもりで洩らさず書く」ことでした。

 

自信の無い発表内容も緊張の原因だったと思います。
しっかりとした準備をすることがいかに大切かは金井式あがり症克服法にも解説されているとおりです。

 

とにかく自分に安心感を与えるものを準備しておくことが肝でした。
次回の発表はそうして切り抜けました。

 

やっぱり緊張はしましたが、台本があったので硬直することも無かったし発表も普通に終わりました。
「備えあれば憂いなし」を身を持って知りました。